こんにちは。よぴ子(@yopiko_dokushin)です。
エンディングノートに興味がある人
知りたい方、いますか?
この記事の内容は、
- 40代のエンディングノートの書き方がわかる!
- エンディングノートのあれこれがまるっとわかる!
です。
私自身は40代バツなし独身子なし女性。
己の老後が不安すぎて、介護とFPと終活ライフケアプランナーの資格を取得しました。
エンディングノートについても学んで、実際に自分のエンディングノートも準備しました。
わかち合えたらうれしいです、参考になれば幸いです~(アイキャッチ画像:Free-PhotosによるPixabayからの画像)
「エンディングノート」について
まずは、エンディングノートの基礎知識です(↓)
エンディングノートとは?
エンディングノートは、人生の終わりについて記すものです。
人生をどう終えたいか?介護、葬儀、財産、相続など、書き留めておきます。
遺言書とは違います。
エンディングノートの役割
エンディングノートは主に3つの状況で活躍します。
- 死んだとき(老衰、突然死など)
- 判断能力が低下したとき(認知症など)
- 伝達能力が低下したとき(会話困難や記述困難など)
などです。
エンディングノートのメリット
エンディングノートを書くメリットは、
- 遺族や周囲の負担を軽減
- 己の不安を軽減
- 人生を整理できる
などです。
エンディングノートを書くタイミング
エンディングノートは、いつ書いても大丈夫です。
必要最小限の情報は、10代くらいから書いとくと便利です。
本格的なものは、仕事や育児が一段落する60代や70代くらいから徐々に書き始めるといいかもです。
「エンディングノート」の書き方
では、エンディングノートの書き方です。
用意するもの
用意するものはノートです。
- 普通のA4やA5のノート
- 市販のエンディングノート
- ネットでダウンロードできる無料のもの
など、何でも大丈夫です。
市販のエンディングノートだとこんなものがあります(↓)
ネットでダウンロードできる無料のものだとこんなところがあります(↓)
- エンディングノート制作支援サービス「WADACHI」
- 「ラプラージュ総合法務事務所」エンディングノート
- (自治体)神奈川県厚木市「エンディングノート」
- (自治体)栃木県足利市「エンディングノートわたしの足あと」
エンディングノートに記すこと
エンディングノートに記すことです(↓)
- 基本情報
- 略歴
- 身体・健康に関する情報
- 財産関連
- 死んだら連絡して欲しい人
- 遺品、葬儀関連
- 脳死関連
- 延命関連
- 介護関連
- 解約関連
- 死んだり、判断能力が低下したときに、やって欲しいこと
- 各種ID、パスワード
- 大切な人たちへのメッセージ
などです。
ちょっとずつ解説します。
1.基本情報
基本の情報です。
本人にはあたり前のことでも、他人が調べるとなると一苦労です。
一覧でまとめておくと親切です。
- 名前
- 生年月日
- 本籍
- 現住所
- 電話番号
- 携帯番号
- メールアドレス
- 勤務先/連絡先
- 運転免許証(記号・番号)
- パスポート(記号・番号)
- 健康保険証(名称/記号・番号)
- 老人保健証(記号・番号)
- 介護保険証(記号・番号)
などです。
2.略歴
- 学歴
- 職歴
などです。
3.身体・健康に関する情報
- 身長
- 体重
- 血液型
- アレルギー
- 持病
- 常用薬
- かかりつけ医の連絡先
などです。
4.財産関連
- 財産目録(貯金、外貨預金、株、保険、年金、不動産、貴金属など)
- 貸借目録(貸付金、借入金など)
- 置き場所(通帳、保険証券、身分証などを置いている場所)
などです。
エンディングノートは遺言書とは違います。
相続の遺言がある場合は、別途遺言書の作成が必要です。
5.死んだら連絡して欲しい人
- 連絡して欲しい人の名前、連絡先、関係性
などです。
6.遺品、葬儀関連
- 遺品処分の希望
- ペットの行方の希望
- 葬儀の希望
- 費用(保険金を使って欲しい等)
などです。
7.脳死関連
- 脳死した場合の臓器提供について
などです。
健康保険証にも書けるようになってます。
8.延命関連
- 延命治療(人工呼吸器、人工透析、人工栄養法など)を希望するか、しないか
などです。
9.介護関連
認知症等で、判断能力がなくなった場合のために記しておきます。
- 在宅介護や施設の希望
- 費用
などです。
10.解約関連
死亡時や判断能力がなくなった時、解約して欲しいものと情報を記します。
- 公共料金(電気、ガス、水道)
- スマホ
- クレジットカード
- サブスク(動画配信サービス、音楽サービスなど)
などです。
死後サブスクやスマホが解約できなくて料金が何年間も発生、暗証番号の解読を業者に頼んだら50万円かかった…
などのトラブルは非常に多いです。
解約に必要な情報に漏れがないよう注意です。
11.死んだり、判断能力が低下したときに、やって欲しいこと
- ブログを削除して欲しい
- YouTubeを削除して欲しい
- パソコンの中身を見ないまま破棄して欲しい
などです。
必要な情報も記します。
12.各種ID、パスワード
- スマホ
- SNS
- パソコン
- 自転車の鍵のパスワード
- 郵便ポストの鍵のパスワード
- 貴重品保管庫の鍵のパスワード
などです。
13.大切な人たちへのメッセージ
家族、友人へのメッセージです。
感謝の気持ちなどを記します。
以上が、エンディングノートに一般的に記すことです。
40代が書いておくべきこと
先述した13項目を、40代で全て記すのは難しいです。
死や老後が身近ではないし、状況や環境もこの先まだまだ変わるからです。
40代の場合は、気になった項目をメモする程度で大丈夫です。
ちなみに、40代独身子なしの私のエンディングノートです(↓)
A4用紙4枚です。
です。
- 基本情報(名前、生年月日、現住所、電話番号、血液型)
- 財産目録(銀行口座、株、生命保険、負債)
- 解約して欲しいもの(スマホ、動画配信サービス、iCloud、クレジットカード)
- 削除・処分して欲しいもの(スマホ、パソコン)
- 脳死について
- 延命治療について
- 葬儀について
- 死んだことを連絡して欲しい人(名前・連絡先・関係)
を書きました。
両親、姉妹、姪甥、近所の人の誰かが読んでくれることを想定しました。
40代でも、既婚、未婚、子あり、子なし、本人の性格などで記したい項目は変わるかもです。
自分の状況や性格を考えつつ、メモ程度でも書いておくといざというとき安心です。
エンディングノートの保管場所
保管場所は、第三者にもわかりやすい(でも盗まれない&紛失しない)場所が理想です。
金庫、引き出し、財布、手帳内などです。
今回のまとめ
以上、エンディングノートの書き方をまとめました。
備えあれば憂いなし。
メモ程度でも準備しておくと、安心できます。
よぴ子